2.1 リソースのルーティング

リソースを定義する

Railsではリソースを定義することにより、CRUDに対応したURLが自動的に生成されます。それぞれのURLはリソースで定義した名前のコントローラーのアクションにマッピングされます。

postsのリソース

Rails.application.routes.draw do
  resources :posts
end

リソースを定義すると7つのルーティングが作成されます。

単数のリソースを定義する

単数形のリソースを定義すると、パラメータに:idを伴わない、パスが一定のルーティングが生成されます。

settingのリソース

Rails.application.routes.draw do
  resource :setting
end

生成されるルーティングは以下になります。

単数リソースの場合でも、マッピングされるコントローラは複数形なので注意が必要です。

名前空間を利用する

名前空間を利用することによってコントローラをグルーピングすることができます。

admin名前空間を追加したpostsのリソース

Rails.application.routes.draw do
  namespace :admin do
    resources :posts
  end
end

名前空間を利用してpostsリソースを定義してみると以下のルーティングが生成されます。

ネストしたリソースを定義する

リソースをネストすることで意味のわかりやすいルーティングにすることができます。

postsリソースの下にcommentsリソースを追加

Rails.application.routes.draw do
  resources :posts do
    resources :comments
  end
end

生成されるルーティングは以下になります。

ネストしたリソースを簡潔にする

リソースをネストさせる際、:shallowオプションを追加することで、:index, :new, :create以外のアクションの階層を一つ下げて、ルーティングを簡潔に表現することができます。

postsリソースの下に:shallowオプションでcommentsリソースを追加

Rails.application.routes.draw do
  resources :posts, shallow: true do
    resources :comments
  end
end

生成されるルーティングは以下になります。

ルーティングの作成を制限する

リソースに:only, :exceptオプションをつけることで、デフォルトで生成されるルーティングを指定することができます。

postsリソースのindexとshowアクションのみを生成

Rails.application.routes.draw do
  resources :posts, only: [:index, :show]
end

生成されるルーティングは以下になります。

postsリソースのindexとshowアクション以外を生成

Rails.application.routes.draw do
  resources :posts, except: [:index, :show]
end

生成されるルーティングは以下になります。